20110222復刻版 とんかつ とん吉(横浜市磯子区)、チャーシューメン、800円

RDBの古い投稿を少しずつアーカイブすることにした。とんかつ屋のラーメンはめずらしい。味も侮れないものだった>

<参考までにオリジナルの投稿:https://ramendb.supleks.jp/review/324198.html

2/22/11

とんかつ屋のとん吉(ああ横浜ラーメン)

末廣さんでは最大限の衝撃を受けた。

そのあと港南台に向ったが、臨時休業。

磯子方面に移動するも、ほとんどの店が締まっている。

住宅街の路地2〜3本過ぎると必ず小さい食堂がある。

これが本当に小さく、外観が古い。

こんなにまとめて昭和初期を見てしまうと、頭が興奮状態になる。

何と、よりによって豚カツ屋の前で車が止まる。

なんで豚カツなんだ。

私の豚カツ好きをご存知なのか。

実は、最近ラーメンを初めた豚カツ屋さん。

店外の様子を恐る恐る観察する。

沢山の麺類のメニューがある。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/69842709?size=800

豚カツ屋さんに入って、さっそく

『ラーメンの写真撮ってもいいですか?』と言ってしまう。

妙な気分だ。

ああ豚カツも食べたいのだが。

お盆で登場したチャーシューメン。

サラダの小鉢とデザートの杏仁豆腐が付く。

チャーシューメン、800円:

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/258102773?size=1024#content

表面の油はほとんど無い。油のコクに頼らない潔さを感じる。

そして、スープもその通りのうま味に厚みがあるもの。

これは驚きだ。

第一印象では、鶏と豚ガラと肉のうま味が多い。

醤油はやはり穏か。横浜らしい。

ところが、本当の特徴は、独特な甘み感。

最初は味醂や酒の甘さを感じたが、どうも複合的。

甘みを感じやすいものとしては:

1)味醂?酒などの醸造

2)野菜

3)魚系いろいろ

4)乾物(するめなども甘い)

5)鶏肉

等々がある。

この甘みもこのような系統の甘みだと思った。

良いところは、この甘さと、麺の甘さがピッタリ一致することだ。

麺は細麺、白い色、微縮れ麺。

加水は高くないので、スープをよく吸う。

そして、一体感の甘さを出している。

良い小麦粉感がある。柔らかく感じるのがまた良い。

これが一種の和風の味を創出している。

和風の創作系というベクトルで味わってみた。

(他のジャンルのラーメンとは比較していないと言う意味)

メンマは程ほどの味付け。

チャーシューは味が付いていて、中心部まで味がする。

ロース系。さすがに肉自身がうまいと思う。

とても豚カツ屋さんのラーメンとは思えない、個性有るラーメン。

いかにも横浜の味。いいラーメンだった。

この日は2軒だけ回ったが、横浜の魅力にはまってしまった。

考えてみると、TVや本に出る新しくて元気なラーメンは街中が多い。

そういう店をみると、どうしてもMarketingという単語が見えてしまう。

一方、歴史有るラーメンは、昭和の今の基準では汚い食堂で普及した。

そういうラーメンが横浜には五万とある。

しっかりしたMarketingの店は、旨いに決まっている。

あらためて、紹介するのは私の仕事ではないようだ。

私がこれから何軒紹介できるか分からないが、公平氏と共に頑張ってくれる人がいてほしい。

特に横浜の食堂系のベクトルは最新のものとは違う。

これを旨いという偏屈な男も、いてもいい気がする。

横浜の多くの食堂。

横浜市3,600Mの人口がこのような食堂を応援しているから成り立っているのだと思う。

一日付き合っていただいた公平氏に深く感謝したい。